【2025年】子育てメディア活用のメリット!おすすめメディア10選

2025.01.14

子育て メディア

子育て世代のママ・パパ向けプロモーションのために、子育てメディアの活用を検討している企業担当者を悩ませているのは、どのメディアを活用すれば費用対効果が最大化できるのか、かもしれません。

当記事では子育てファミリー世代の価値感ライフスタイルを踏まえ、各メディアの特徴広告の種類を解説します。

おすすめのサイト10選をピックアップして、掲載コンテンツの傾向や読者の子どもの年齢層などを具体的にご紹介します。貴社のマーケティングを成功に導く一つの資料として、ご参照ください。

子育てメディアとは

子育て メディア

子育てメディアとは、子育て層のママとパパが関心のある情報を提供しているメディアのこと。テレビ、雑誌、フリーペーパーといった従来の媒体に加え、Webメディアや動画メディア、SNSなども浸透しています。

子育て層といっても、子どもの年齢層はさまざまです。0~18歳までの子どもを持つファミリーが対象になっていることが多いようです。

そのためママとパパの年齢は20代半ば~40代と幅広く、2024年現在の子育て層の親は1975年~2000年生まれが中心といえます。

子育て世代の特徴

子育て世代である、ママとパパの特徴として、主に以下4つが挙げられます。

  • 共働き世帯が約71%*1
  • 育児・家事はママとパパの分担制*2
  • 金銭感覚がシビア*3
  • デジタルネイティブ世代が多い*3

子育て世代は、1986年に制定された「男女雇用機会均等法」の考え方を公教育の中で学んでいます。また、1989年に家庭科が男女共修になり、育児・家事も男女平等にという価値観が根付いた世代でもあります。

その結果、共働きが多く、時間が限られていることから、家事・育児はママとパパの分担制が基本。学生時代からインターネットが普及していたため、WebやSNSでの情報収集やネット通販の利用が一般的です。

また、バブル崩壊後の厳しい経済環境の中で育ち、物事が分かる青少年以降にリーマンショックや東日本大震災を経験。対価に見合った価値が得られるかをシビアに検討しているのが特徴です。

【参考】
*1:独立行政法人労働政策研究・研究機構「早わかり グラフでみる長期労働統計 図12 専業主婦世帯と共働き世帯」
*2:男女共同参画局「第1節 「家事・育児・介護」と「仕事」のバランスをめぐる推移」
*3:経済産業省 生活製品産業研究会 第4回プレゼンテーション資料「今後の生活製品の可能性~若者・世代マーケティングの立場から」

子育てメディア活用のメリット

子育て メディア

このような特徴をもつ子育て世代にアプローチするうえで、子育てメディアの活用はおすすめです。ママとパパの効率的な情報収集を助け、商品・サービスの購入に対する不安を払しょくできる可能性が高いからです。

この章では、子育てメディアを活用する4つのメリットを解説します。

ママはママの口コミを重要視する

ママたちは自分に近い属性を持つ人をより信頼する傾向があります。似たようなライフスタイルで、同じ状況を経験している可能性が高く、課題や悩み、気になる点も共通している場合が多いからです。

また、シビアな金銭感覚を持つ子育て世代にとって、口コミはより重要な情報源になっています。

子育て世代はネット通販を多く活用していますから、間違いのない選択をするため、ママたちの口コミを要チェックしています。

例えば、洋服や靴を購入する際は、子どもの年齢が同じママの口コミを参照。子どもの身長や体形の記載まで参考にして、サイズ感や使用感を確認しています。

共感が得られる記事内容

子育てメディアにはママたちの興味・関心に沿った記事が掲載されており、共感を得ています。

それが可能になるのは、子育てメディアの編集者やライターもママである場合。ママのライフスタイルを鮮明に想像することができるため、子育て世代の感覚や悩みに寄り添った記事制作が可能です。

公的機関の資料などを根拠としながらも、そこにママならではの視点が加わることで、より信憑性のある記事になります。ママたちが気になるポイントを押さえ、育児や子育てでよくある具体的な事例を用いてわかりやすく情報を伝えています。

読者アンケートや、参加企画など、双方向性のあるアプローチも共感が得られるポイントです。

子育てメディアを活用することで、子育て世代からの信頼が得られ、商品・サービスの認知度向上や購入につながる可能性が高まります。

視認性を重視したアプローチ

共働き世帯が多い現代のママたちは、限られた時間で育児や家事に奮闘しながら、隙間時間で情報収集をしています。そのためスマホでパッと見てわかる視認性の高い記事制作や広告制作が必須です。

例えば、情報量が多すぎる冗長な文章は、記事からの離脱を招く原因に。そのため子育てメディアでは、ママたちに馴染みのある平易な言葉を使った文章で記事が書かれています。

また、余白を十分に取って、写真や動画、イラストや囲み枠などを活用するなど、WebサイトのUIにも工夫が凝らされています。

ママたちの状況や気分を理解し、ママたちが求めていることをコンテンツに反映できるのが子育てメディアの強みです。

子どもの年齢でのアプローチ

ママたちの興味・関心は子どもの年齢で大きく異なるため、子育てメディアも対象年齢が絞り込まれているものが多くあります。そのため自社のターゲット層に合うメディアに広告を掲載することで、効率的なプロモーションが実現します。

また、プッシュ型のソーシャルメディアが普及した現代では、Webサイトへの記事掲載と同時にプッシュ型の告知も重要です。新着記事の更新をSNSやメルマガで知らせ、Webサイトへの誘導を図る必要があります。

その際は、配信時間にも工夫が必要です。ママたちのライフスタイルは子どもの年齢で異なるため、タイミングを逃すと別の新着投稿に情報が埋もれてしまいます。

より多くのママとパパにリーチするためには、子どもの年齢別アプローチを熟知した子育てメディアを選ぶとよいでしょう。

子育てメディアの種類と広告

子育て メディア

続いて、子育てメディアにはどんな種類があり、どんな広告掲載ができるのか解説していきます。

Webメディア

▼Webメディアの特徴
Webメディアとは、文章でしっかり情報を伝える記事コンテンツが中心のメディアです。「子育て」「料理レシピ」「健康・美容」など、テーマ別に特化した情報が集まっています。

Webメディアを閲覧するユーザーは、何らかの悩みや課題解決を目的に、意識的に情報収集をしている傾向があります。なぜなら流入経路としてキーワード検索でのヒット、もしくはWebサイトを定期的にチェックしている傾向があるからです。SNSの投稿を起点に、より詳細を知りたいと思ったユーザーがアクセスしているケースも多いでしょう。

広告掲載のメリットとしては、特定のテーマに興味・関心のあるユーザーに向けて、ある程度の対象年齢を絞ったプロモーションが実現します。

▼広告の種類
・リスティング広告:GoogleやYahoo!JAPANなどでのキーワード検索後、結果ページの上位に文章として表示される広告。

・ディスプレイ広告:Webメディア内に設置された広告枠に掲載する広告。

・タイアップ記事広告:Webメディアの記事の一つとして、読者の悩みや課題解決に役立つ方法として商品やサービスを提案する広告。

動画メディア

▼動画メディアの特徴
動画メディアとは、YouTubeやTikTokのような動画投稿サイトのことです。近年はWebサイトの記事内にYouTubeなどの動画を組み込み、文字と動画のハイブリットで情報を伝えるWebメディアも増えています。

動画メディアのポイントは、音声や動きを組み合わせてストーリー性を持たせながら、静止画より多くの情報を伝えられる点です。

例えば、ヘアアレンジやメイク、料理レシピ動画などでは、手順や手元の動き、道具の使い方など、細かい部分をわかりやすく表現できます。また、おでかけスポットなどの紹介動画では、空間の位置関係がわかりやすく、臨場感を持って現場の雰囲気を伝えることができます。

インターネット広告の中でも、動画広告は最も高い成長率*4で市場が拡大中です。現代の子育て世代にアプローチする上で欠かせない手法になりつつあります。

▼広告の種類:動画広告
映像と音声、テロップなどを活用した動画で制作する広告。Webメディアのディスプレイ広告や、タイアップ記事内への挿入、InstagramなどのSNS投稿でも動画広告の配信が可能。

【参考】
*4:株式会社電通デジタル「2023年 日本の広告費インターネット広告媒体費 詳細分析」

SNS

▼SNSの特徴
SNSではサービスに登録した会員同士がつながり、写真や動画つきの投稿、コメント、DMなどを通して無料で交流が行われています。SNS上には属性・趣味・関心などをもとに築かれた会員同士の個人的なネットワークが広がっています

また、フォロー機能により、自分の興味・関心に沿った情報を自動的に収集可能です。さらに閲覧履歴をもとにしたおすすめ機能で、興味・関心の幅を広げることもできます。

SNSでは一会員が気軽に情報発信を行えるため、話題性のある投稿はどんどん拡散されていくのもポイント。

代表的なSNSとしては、Instagram、LINE、Facebook、X(旧Twitter)などが挙げられます。

▼広告の種類:SNS広告
タイムラインに流れる投稿の一つとして掲載する広告。ターゲットがフォローするアカウントの投稿に織り混ぜて、違和感のない形でプロモーションが可能です。年齢・性別・属性・居住地のほか「いいね」のアクションや閲覧履歴に合わせて確度の高いターゲティングが実現します。

紙メディア

▼紙メディアの特徴
紙メディアとは雑誌、フリーペーパー、新聞、チラシ、DM、パンフレットなど、紙で制作された媒体のことです。紙メディアの市場規模は減少傾向にありますが、情報が流れてしまうデジタル系メディアに対し、手元に残してもらいやすいというメリットがあります。

やるべきことが多い子育て世代にとって、一過性の情報は時が経てば忘れ去られてしまうことも。その点、実物が残る紙媒体であれば、再び目に留めてもらえる可能性が高いでしょう。

▼広告の種類:雑誌広告
紙メディア内の広告枠に掲載する方法や、タイアップ記事広告などがあります。

子育てメディアおすすめサイト一覧

子育て メディア

最後に、子育てメディアの中でも、特におすすめの10サイトをご紹介します。

ママノワ

【特徴】
ママノワはWebメディアと動画メディアのいいところ取りをした、口コミに強い子育てメディアです。

文字でしっかり情報を伝えつつ、読者ママの臨場感あふれる体験動画で、リアルな使用感や、感情、その場の空気感まで伝えることができます。

ママたちのアンケート結果をもとにした悩み解決記事やプレゼント企画など、ユーザー参加型のコンテンツが充実しているのもポイント。

子育て世代の消費選択に重要なママの口コミと、双方向性のある企画で高いエンゲージメントが期待できるメディアです。

【対象子年齢】胎児~12歳まで

【運営会社】マインドシェア・ママ・マーケティングカンパニー

たまひよ

【特徴】
妊娠週数別の注意点がわかるコンテンツや月齢別の離乳食レシピなど、妊娠期から乳幼児のママのお悩み解決に役立つ特集が豊富なメディアです。ユーザーの赤ちゃんの成長記録を追う「妊娠・育児日記」は読者参加型で同サイトならではの企画。雑誌や専用アプリもあり。

【対象子年齢】胎児~2歳
【運営会社】株式会社ベネッセコーポレーション

絵本ナビスタイル

【特徴】
絵本情報が中心の知育系子育てメディアです。早期教育に関心の高い保護者に加え、祖父母にも利用されています。特に知育関連の商品・サービスに対する訴求力が強み。各企業オリジナルの絵本制作支援サービスも提供。

【対象子年齢】0~6歳
【運営会社】株式会社 絵本ナビ

HugMug

【特徴】
ストリート系ファッションを好む「センスのいいママとパパ」がターゲットの子育てメディアです。メイン読者は若年層のママ。ファッションスナップやインテリア、関東のおでかけスポット情報が充実。今どきのファミリー向けのビジュアル制作が強み。

【対象子年齢】0~6歳
【運営会社】株式会社CCG TO

Conobie

【特徴】
子育ての幸福を再発見し、悩みや奮闘を笑いに変える漫画コンテンツが中心の子育てメディアです。トップページは漫画が全面に押し出されたUIになっており、タイアップ記事は特集ページに遷移することで閲覧可能。専用アプリあり。

【対象子年齢】0~2歳
【運営会社】NTTドコモ

ママスタスタセレクト

【特徴】
連載漫画が人気の子育てメディア。著名人のインタビュー記事や専門家の監修記事なども豊富です。タイアップ広告を漫画やイラストで制作するサービスも提供。子育てメディアの中では読者の子どもの年齢層が幅広い。

【対象子年齢】胎児〜高校生以上
【運営会社】株式会社 インタースペース

ベネッセ教育情報サイト

【特徴】
国内外の最新の教育動向、学習法、進路選択などの取材記事や資料分析記事が充実したメディアです。教育用語集や研究調査レポートなども掲載。他の子育てメディアに比べて、研究調査機関ならではの堅実で信頼性の高いコンテンツ作りやUIが特徴的。

【対象子年齢】幼児~大学生
【運営会社】ベネッセ教育総合研究所

リセマム

【特徴】
小学校から大学までの受験・進学情報や、教育系イベント情報に強いメディアです。教育熱心な保護者と教育関係者が対象読者。学校種別や開催月別にイベント情報の絞り込みが可能で、過去問から学校説明会情報まで幅広く取り扱います。

【対象子年齢】未就学児~高校生
【運営会社】株式会社イード

マイナビ子育て

【特徴】
共働き夫婦向けの子育てメディアです。共働き夫婦の1日のスケジュールを追った記事や、共働きならではのお悩み解決に役立つインタビュー記事・監修記事が豊富。他の子育てメディアに比べてワーパパが登場するパパ向け記事が多いも特徴です。

【対象子年齢】0歳~乳児
【運営会社】株式会社マイナビ

ides

【特徴】
自転車や三輪車などの「乗り物」や「遊び」を通して子育てを楽しむことがテーマの子育てメディアです。子ども向け乗り物メーカーならではの乗り物のメンテナンス方法や、正しい乗り方、運動神経に関する専門的な記事が充実しています。

【対象子年齢】0~6歳
【運営会社】アイデス株式会社

子育て メディアまとめ

子育て メディア

子育てメディアの特徴や活用のメリットを紹介してきました。

自社の商品、サービスを子育てメディアで効果的にプロモーションするためには、ターゲットユーザーが興味をもつ情報は何か好むメディアはどこなのかを見定めることが重要です。

ターゲット層が普段どんなライフスタイルを送り、どんな情報を集めているのかをさまざまな角度から想像を巡らせてみてください。自社の商品やサービスに適した子育てメディアが見えてくることでしょう。

マインドシェア・ママ・マーケティングカンパニー(M3C)

子育てママの口コミサイト「ママノワ」を運営するマインドシェア・ママ・マーケティングカンパニー(M3C)は、子育てママに特化したマーケティングサポート会社です。

子育てママのインサイトを研究し、子育て世帯の特徴や購買行動を調査・分析を行っています。業務実績は食品・日用品・家電など500社以上、体験動画実績は1000企画以上にものぼります。

居住地、子年齢(月齢)、ママ年齢、子人数、SNSフォロワー数などの、セグメントが可能です。その他の条件もご相談ください。

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