働くママの増加がカギ! 変化するママたちのコミュニケーション
2016.09.12
女性の晩婚化と高齢出産の傾向に伴い、高齢ママが増える中、同じように増えてきたのが働くママの存在です。高齢ママ、働くママの増加に伴い、ママ友との付き合い方について、考え方の幅が広がったと考えられます。「ママ会」におけるママ友との接し方や会話の多様化に影響する要因のひとつと言えるでしょう。
専業主婦とワーキングマザーとのママ友に対する考え方の違いとは?
働くママはママ友との付き合いに積極的!
弊社で行ったママたちの座談会で、ママ友との付き合い方について聞いてみると、働いていないママは、「ママ友との人間関係を難しい」と考える人が比較的多い反面、働いているママは「ママ友とのママ会が楽しみで、積極的に情報交換したい」という傾向が見えてきました。働くママにとって、職場や仕事上の人間関係とは異なるママ友が、子どもの成長について話し合える頼もしい存在であるためと考えられます。また、仕事を離れ、子育て仲間であるママとのおしゃべりはリフレッシュタイムでもあるのです。情報の接し方や人間関係のあり方は、ママのライフスタイルによってさまざまであり、「ママ友」や「ママ会」への考え方も変化していることがわかります。
ママたちのママ友から直接話を聞きたいという欲求
子どもの成長と、自分の時間の使い方はママのマストな話題
「子どもの成長」と「自分の時間がもてない」ということについて、ママたちは圧倒的に高い共感意識を持っています。そして、このことを共感しあえる相手はママ友であることは間違いありません。
『ママ友は必要か?』というアンケートでは、
1位「必要」43%
2位「どちらともいえない」31%
3位「絶対に必要」16 %
4位「必要ない」7%
5位「わからない」3%
(引用:「EPARKママこえ」2016年3月 http://voice.mamakoe.jp/column/7520.html)
「必要」「絶対に必要」の回答が全体の59%となり、その理由には「子育ての相談」「情報交換」「おしゃべりでストレス発散」などが主にあげられ、ママ友とのコミュニケーションを重要視していることがわかります。ママ友との会話で、「子どもの成長」「自分の仕事や趣味のこと」「夫の育児参加」「休日の過ごし方」など様々なテーマについて話すなかで、特に「子どもの成長」「自分の仕事や趣味のこと」については、ママ友から直接話を聞きたいという欲求が強いテーマです。
ママ友とのコミュニケーションが与える影響とは?
「子どもの成長」というのは、育児書どおりにいくものではなく、その子の生まれ月や体質によって違ってきます。それゆえ、子どもの成長についての悩みは多岐にわたるものなので、実際に子育てをしているママ友や先輩ママの経験を聞き、アドバイスをもらうことを望んでいます。「仕事や趣味のこと」の話題では、「自分の時間がもてない」ことへの共感と情報の共有がなされ、「どうしてそういうことができるのか」「時間はどうしてるのか」「家事や育児のやりくり」といった細かいところまで聞きたいことが多く出てきます。働くママはこういった質問はかえってうれしく思い、他のママたちに教えてあげることを苦に感じません。働くママ同士であれば有意義な情報交換ができ、専業主婦のママであれば「自分の時間をもちたい」という欲求を大きく刺激し、自分について考えたり、何かしたいという願望に具体的に変化する機会となるなど、働くママの増加と直接のコミュニケーションは、ママたちに多大な影響があると考えられます。
と同時に、ママ友との直接的なコミュニケーションで得られる情報は、ママたちにとって大変信頼性の高いものであり、これは育児に関することだけでなく、ママのライフスタイルにも大きな影響力を持つことを忘れてはなりません。
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